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こんばんは〜、次男坊です。
さて今回も、先週に引き続き屋久島旅レポート。
今日はついに山に入っていきますよ。
ほんとは今回が最終話の予定だったのですが、写真見返してたらなんか1回では収まり切らなそうなので、前後編に分けてお送りします。
それでは
次男坊の屋久島視察旅 〜Part3〜前編
スタートー
朝8時。
ホテルを車で出発して40分、登山口に到着。
はぁ。
山登りかぁ。
はぁぁ。(大きなため息)
屋久島視察、2泊3日旅の山場。
ついにきた登山の日。
屋久島の自然に触れられる日。
『なんだ、楽しそうじゃん。』
あなた、そう思われました?
いいえ。
実はこの日が憂鬱で仕方ありませんでした。
何を隠そう僕、超超運動不足人間。
普段からずっと椅子に座ってるものですから、少し運動するだけで体がバキバキになる
おじいなのです。
はぁやばい。
生きて帰れる気がしない。
途中でリタイアするかも。
そんな不安をかかえ、みんなに愚痴をこぼしながら、
ついに登り口までやってきてしまったのです。
ガイドさんが
登る前にみんなで写真撮ってあげるよー
って、
パシャ
どうでしょう。わかります?
この中に1人だけ紛れているとても憂鬱そうな男。(難問すぎる)
左から
今回の視察旅を企画してくれたチャネルオリジナル(建材屋さん)のスーパー営業マン渡邊さん。(最近社内でかなり偉くなったらしい)
1人飛ばして 千葉のモンスター工務店 オンリーユーホーム(インスタフォロワー数10.6万人)の山本社長とひでおさん。
そしてそこに挟まれ
山登りをすると死んでしまう病を患った男 小池。
見てください。この憂鬱そうな顔。
憂鬱すぎて逆にテンションおかしくなってますね。(メンバー最年少だったためみんなから『大丈夫大丈夫若いんだから』と唆され続け、なんだかその気になってきた奴)
白谷雲水峡(しろたにうんすいきょう)
聞いたことありますでしょうか。
ないですか?
なんとここ、
ジブリ作品 『もののけ姫』
のモデルになった森とのことで。
ガイドさん曰く、
『あの映画はかなりの再現度ですよ』
と。
植物の種類、形状、生え方1つから、忠実に再現しているようです。
恐るべし、ジブリ。
恐るべし、はやお。
一度入山しらますと、その景色に魅了されます。
登ってすぐの景色。
新緑の中に川が流れ、鳥の囀りが響きわたります。
ただ、ここまでならまだ秩父でも見れそうな景色。(そういうこと言うな)
もう少し歩みを進めましょう。
おや、
おやおや。
こりゃかわいい杉だこと。
左が約3才、右が約1才だそう。
杉の赤ちゃんは初めて見ました。
さらに奥に進んでいくと少しずつ頭角を現すジブリ感。
枝というよりも、木の幹から別の幹が生えている大きな木。
こんなのをたくさん見かけるように。
いやいや、
この切り株なんてとんでもないでかさ。
人が並ぶとこのサイズ感です。
でか〜、
ってみんなで言ってましたが
一番有名な縄文杉はこの3倍くらいの太さがあるそう。(化け物すぎる。)
おっ、これは、
みてください、この木の生えてる場所。
何かおかしくないですか?
こちらも、
わかりますか?
そうです。木が石に根を張り伸ばしています。
これが、屋久島の杉が強く育つ理由の1つです。
屋久島は花崗岩が隆起してできた島。
そのため、屋久島自体、豊かな土壌とは程遠く、岩の島。なんですよ。
そこに住みつく杉を筆頭とした植物たち。
岩からは栄養がとれないので、
岩に堆積したわずかな土や、へばりついた苔なんかから栄養を吸い上げ、蓄えている。
豊かな土壌ではなく、逆に貧困で過酷な環境で育っているからこそ、自らが強くならねばと、
高い防虫効果、耐腐食性を発現しているのだそう。(研究にて検証済みのデータによる)
なるほど。
そういう事なのか。
より快適な環境で育てることが、
必ずしも強く育つことにつながるわけではないということなんですね。
【可愛い子には旅をさせよ。】
とはまさにこの事です。
屋久島、深い。
人生のパイセン、屋久島。
そして、
ジブリの方達がかなりスケッチをしていったという、
theもののけ姫の景色。
いやはや、すごいパワー。
普段から自然には馴染みがあると思っていましたが、
これは別物。
この景色、空気感には生命を感じざるをえません。
神秘的な風景が続きます。
ここも、もののけ姫。
この森に魅力を感じ、もののけ姫は作られたんだと思うと感慨深い。
そしてついに次回は、屋久島旅 最終章。
森はより深いところまで。
さらには廃業直前、屋久島の林業が直面した危機、
それを乗り越えんと立ち上がった男たち。屋久島復興プロジェクト。
その全貌もお話しします。
では〜。