こんばんは〜、次男坊です。
今回は経年変化のお話。
真鍮編。
まずはこちらをご覧ください。
この金に光るパネル。
みなさん何かお分かりでしょうか?
そうです、みんな大好き真鍮ですね。
(s.factoryのオーナーさんはみんな好き)
そもそも真鍮とは、
身近な物で言うと5円玉硬貨に使われている金属です。
銅(60%)と亜鉛(40%)から成る合金で、
金にも似た美しい光沢感から、ピアスやリングなどのアクセサリー類にも多用されています。
もちろん僕も真鍮大好きなので家作りにも多用しておりまして、
こんなドアハンドルや、
文字がかわいい開きドアのプッシュプレート。
まるでカフェの扉かのようなバーや
こんなシンプルな取っ手。
照明にもよく使われておりまして、
ちょこんとした物から
こんなスタイリッシュな照明も。
このトイレに限ってはかなり真鍮を多用していまして、右のペーパーホルダー、奥の照明、タイル脇のパネル(ペーパーを隠す扉になっています)、左の引き戸の引き手など。
真鍮愛に溢れています。
しかしなぜ、みんながこんなにも真鍮に魅了されるのか、
それは、真鍮が美しく経年変化(エイジング)するということ。
真鍮は初めこそピカピカですが、時がたち、空気に触れることで少しずつ色が鈍く変化していきます。
↑↑↑使い込むことでこんなに深い色に。
革製品と同じように、使い込むことで味わいを育てていくことができる、
それが真鍮を語る上で欠かせない最大の魅力です。
そんな真鍮を、今回は木製玄関ドアの足元に貼ります。いわゆる足が当たって傷つかないようにするためのキックプレートってやつです。
具体的にはこういうやつ↓↓↓(ドアの下についているのがキックプレート)
キックプレートって本来は玄関ドアの外側に貼るものなのですが、写真のお家はデザイン的に家の中に貼りました。
そんなキックプレート、オーナーさんより、取り付け前に少しヴィンテージ感を出しておいてもらいたいとご要望を頂きましたため、
取り付け前に今日から外に野晒しにしてみます。
中に置いとくよりは、雨風に晒した方が変化が早いと思うので。
さぁさぁ寄ってらっしゃい見てらっしゃい。
真鍮が数ヶ月でどんな色に変わっていくか見ものだよ〜。
僕らの会社のコンセプト
長く愛着を持って暮らしていける家。
という言葉に恥じない素晴らしい愛着マシマシ素材でございます。
やっぱ、経年変化ってすばらしい。
完成後の姿を乞うご期待。
では〜。