こんばんは〜、おたつです。
先日、建築のためにオーナーさんが購入したとある土地の現地調査に行ってきました。
と言いますのもこの土地、古屋が残ってまして、
植栽もたくさん植ってるんです。
じゃあ全て解体時に処分して綺麗さっぱりしちゃおうかー。
いやいや待って待って。
それで大丈夫ですかほんとに。
だってまだ見てないですから。
解体で全て撤去はもったいないです。
再利用できるものが必ずあるはずなんです。
何を残して何を処分するか、
見極めて、仕分けて、
時にはそのまま使い、時にはアップサイクルして姿を変えて有効活用していくことが、ECOでありサスティナブル。
この土地を譲ってくれた地主さんへ、感謝を伝えることにもなるわけです。
というわけで
Let’s 仕分け。
まずとりかかったのは庭。
なんとまぁ立派な植栽が植わりまくっておりまして、
敷地の隅に植っていたのは
なんとマンダリン(柑橘系)ではありませんか。
(上の写真の1番右のやつ)
これは迷いなく残し。
さらにはミョウガ
ローリエやら山椒も植ってまして、
もう残留決定のオンパレード。
宝の山。
否、宝の庭。
何しろオーナーさんがご夫婦ともに植物に詳しいのなんの。(学者ですか?)
結局ほとんどの植栽は残して、緑豊かな庭をそのまま引き継ぐことに。
ひゅ〜。
これだから解体前の現地確認はやめられねーぜ。へっっ(お前撤去決定)
他にも庭をうろついていると、
おいおい待ってくれよ。
勘弁してくれ。
なんだよ、このしびい瓶はッッッ!
龍とかよくわからない鳥とか書いちゃってるですじゃん。
ブラウンボディで一見渋そうな風貌なのに、実は中身はグリーンでとてもポップ。
もしこれが人間だったら、世の女子たちみんなが惚れちゃうギャップを兼ね備えてますじゃん。
もうこんなん残すしかないですじゃん。
もちろんオーナーさんとも意見が一致致しまして、満場一致で残留決定したことをこの場をお借りしてご報告させて頂きます。
(変態オーナーさんばかりでやれやれだぜ)
しっかり中もみてきましてね、
こんなのとか
(ペンダントコンセント)
こんなのとか
こんなのとかこんなのも、ありましたです。
とても年季がはいってよろしいお姿。
わたくしめが引き取りましょうぞ。
ちなみにこんな大きな石畳も何枚もありました。うまく使えれば使いたいなぁ。
そんなわけで、かなり収穫のあった解体前調査でございました。
正直こういうのって、ある人から見たらゴミでしかないかもしれません。
ですが、またある人からするとお宝だったりもするわけです。
めんどくさいからと全撤去するのではなく、
自ら足を運んで、自らの目で見て、受け継いでいきたいお宝を見つけ出すことが大切です。
捨てる神いれば、拾うおたつあり。
壊しては建てての建て替え文化(スクラップ&ビルド)が強く根付いている日本。
そんな日本の住宅産業のあり方を変えたい。
孫の代、ひ孫の代まで自信を持って引き継いでいけるような、味わいを深めていける家をつくりたいなと改めて感じた今回の一件でした。
では〜。