こんばんは〜、おたつです。
先日に引き続き、僕らの経営方針発表会の話。
この日は、僕ら(僕と代表、そしてs.factoryとして)の想いを関連業者さんにみんなに伝える大切な日。
日頃どんな気持ちで仕事をしているのか。
これから先、どんな未来を描きたいのか。
そんな僕らの想いの記録。
S.factoryという会社は祖父が創業して、父が二代目、僕らが3代目という創業65年の町の小さな工務店。
僕たち兄弟はそんな家庭に生まれて育ちました。
事務所や作業場が併設された実家。打ち合わせをしている家族の笑い声や、外からは材料を加工している音と、木のいい香り。
そんなところで育ったから、
自然と2人とも小さな頃から夢は大工で。
結局僕は、現場監督や設計士としての道に進むことになるんだけど。(紆余曲折ありまして)
そこから2人ともそれぞれの修行を経て、ついに実家に戻ることになる。
もちろん建築業界はいろんな面で簡単な世界じゃなくて、たくさん苦労したし、無茶も山ほどしてきた。(若いって素晴らしい)
最初は全然うまくいかなくて、とにかくがむしゃらに働いてました。
人と違う、変わった事が好きな僕。
馬鹿にされることもたくさんあったし、
鼻で笑われることも多かった。
『たつひこがまた変な事はじめたぞー』って。
成果はすぐにでなかったけど、それでも自分を曲げずにやり続けた。
いろんな試行錯誤を繰り返しながら、仕事をする日々。
そうしていると少しずつ成果が出てきて、
業績も好調。
まさに絶好調!
って時。
あの日が訪れてしまったんだ。
2023.3.11
S.factoryの事務所であり、僕たちの実家でもある場所が火災で全焼。
何もできなかった。
僕の大切な場所が燃えて炭になっていく。
ただ茫然と立ち尽くして見ていることしかできなかった。
この日
思い出も、働く場所も、帰る場所も。
一瞬にして全てを失った。
絶望。喪失感。
『特技は寝ること』だったはずの僕が、
この日からまったく寝ることができなくなった。
布団に入ると、目を瞑ると、あの時の光景がフラッシュバックして涙が止まらない。
この先どうしたらいいのかわからない。
そんな時に僕たちのことを救ってくれたのは、秩父のみなさん、そして仲間達だった。
近所の方々、職人さん、関連業者さん、オーナーさん、仲間の工務店さん、、、
本当にたくさんの人に支えられ、救われた。
それまでずっと、1人で生きてきたと思ってたんです。
なんやかんや今までうまく生きてきちゃってたから。
でも全く違ったんです。
たくさんの人の支えがあって、僕は生きてたんだって。
その時初めて気づいて。
今の僕が、s.factoryがあるのはそんなみんなのおかげだった。
だから今度は、僕がみんなを支えたいって、そう思い始めたんです。
僕の大切な人、
大切な人の大切な人(家族や友人、取引先とか)。
秩父はそんな人達が暮らす街。
『秩父に恩返しをしたい!僕らにも何かできることがあるんじゃないか』
『日本一人気の工務店になる』
そうなれば、
秩父はもっと有名になり、
定住者、移住者、観光客を増やせるんじゃないか。
僕らが魅力のある会社になれば、もっともっと
人が集まって賑わってくる。
そう思ったんです。
来月から入社する2人はそれぞれ
三重県と岡山県出身
家づくりでも人は呼べるんだ。
家づくりは
人に勇気や夢や、幸せを与える偉大な仕事。
人の人生を変えてしまうほどのパワーがある。
無限の可能性を秘めている。
だからこの仕事を通して、僕たちが秩父を変えるんだって。
あの日。
僕らの当たり前が当たり前じゃなくなった日。
僕の目に映る景色がガラリと変わったんです。
特になにがあるわけでもない、
特別な日じゃない、
いつもと変わらない、当たり前の日。
当たり前と思っていた日常の風景。
でも、当たり前なんてものはこの世に存在しないんだって。
そう気づいたんです。
みなさんは
『当たり前』という言葉の反対の言葉を知っていますか?
それは
『ありがとう』
ありがとうという字は
『有難う』
有るのが難しいと書きます。
人は、初めてのことには感謝をする。
でも、日常的になると途端にそれが当たり前なことだって勘違いして、何にも思わなくなる。
それで本当にいいのかって、そう思うんです。
目が見えて、手足が動いて、元気に仕事ができて。
家族がいて、仲間がいて、安心して帰れる場所があって、待っていてくれる人がいて。
ただ今を生きられていることだって、
もちろんこのブログを読んでいるこの瞬間だって
すべてが有難いことなんだって。
そう気づいてから、僕の人生全てが大きく変わった。
毎日が途端に輝き出して、幸せだって思えるようになって。
だから、そんな幸せをみんなにも知って欲しい。
感じて欲しい。
今、あなたの周りにある当たり前の日常は
全く当たり前なんかじゃないんだよって。
今までよりちょっとご飯が美味しく感じたり、休日にゴロゴロするのが楽しみになったり、家に帰りたくなったり。
なんてことない日々の中に、
あなたの人生と言う名の物語に
小さな幸せを見出してもらうお手伝い。
それが僕らの使命だ。
簡単なことじゃないけれど、家づくりならそれができる。
だから僕たちがこれを伝えないと、世の中に広がらないって思うんです。
僕たちじゃないとダメなんです。
オーナーさん達にとって、家づくりは一生に一度きり。
そんな大切な家づくりを僕たちに託してくれるオーナーさん。
『絶対幸せにしたい。』
だからこそ、僕らが想いを汲み取って、
その想いを何十倍、何百倍にして家に情熱を注ぎ込み夢を形にする。
そうすることで最高の家ができるんです。
どんな家に住むかで人生が変わるんです。
良くも悪くも変わっちゃうんです。
だから、造り手の僕たちに妥協心があってはならない。
家づくりはただ暮らすための箱を作ってるんじゃない。
僕たちはオーナーさんの人生を作ってる。
家づくりは人生づくりだ。
ここで大事なのは
家づくりは『超団体戦』だってこと。
家は何十人ものスペシャリストが力を結集してようやく完成するもの。
1人の職人さんの技術や知識があるだけじゃダメで、全ての人間の想いと力が一つにならないと、いいものなんて出来るわけがない。
1人の方向性が違えば
感動を呼ぶ家づくりはなんてできやしないし、ましてや秩父を変えるなんて夢のまた夢。
オーナーさんを感動させられる家づくりには圧倒的チーム力が必要で。
だから1人の想いも欠けちゃいけない。
『オーナーさんを幸せにする』
その想いに一点の曇りもあってはいけない。
そうやって、想いを紡いでみんなで造りあげるんだって。
家づくりは無限の可能性を秘めている。
人を動かし、この世界を変えれるほどのパワーを持ってる。
ここにいるみんなでチーム一丸となって
まわりにたくさん幸せな人を増やしていこう。
そして何より
『みんなで幸せになろう。』
これが
僕らが伝えたかった感謝の想い、そしてたった一つの願いです。
あなたの人生に当たり前なんて存在しない。
だからまずは、あなたの一番大切な人に『ありがとう』って、伝えてみてください。
なんて事ない日々が、今よりも少しだけ輝きだすと思いますよ。
『何気ない日常に、素敵な物語を。』
S.factory 企業理念
では〜。
(僕の暑苦しい想いを最後までお読みいただきありがとうございました!)