こんばんは~、次男坊です。
お待たせしました。
今回の次男坊ブログは、
前回に続き、カリフォルニアでの旅行記を辿ります。
それではどうぞ~。
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日本を旅立って9時間。
ようやくたどり着きました、U・S・A
ロサンゼルス空港。
空港では堂々と星条旗がお出迎えしてくれます。
さっさと、入国審査を済ませ、
目的地へ。
着いたのは、
カリフォルニアの住宅街。
この住宅街には、建築業界では有名な
あの、『アイクラ―ホーム』が多く立ち並びます。
アイクラーホームとは、
ミッドセンチュリーの時代に
ジョセフ・アイクラ―らが建てたミッドセンチュリーモダンスタイルの平屋住宅です。
まあ、簡単にまとめますと、
1900年代半ば(ミッドセンチュリー)にアイクラーっておっちゃんが企画した、アメリカで流行っていた素敵な住宅です。
(適当っ、でもわかりやすっ)
特徴は、中と外の境界があいまいなこと。
道路からぱっと見は、かなり閉鎖的な外観ですが、
中に入るとイメージは一変します。
大きな中庭と、その庭に面したガラス貼りの壁。
いわば、プライバシーを確保しつつも、開放感抜群なお家なわけです。
そんなアイクラ―ホームの内部を、今回運よく見学することができました。
1物件が中古売り出し中のため、オープンハウスをちょうど開催していたのです。
元々外観だけ見学する予定だったので、
かなりラッキー。
内装は、木が多く、かといってしつこいわけではなく、洗練された雰囲気。
まさに、ミッドセンチュリースタイルの発祥の家といった感じ。
そして何より驚いたのが、
この家の築年数が、80年だという事。
これで?
生で見たのでわかります。
すさまじい。(いい意味で)
そして金額は、1億円だそう。。。
しばらく前は、その金額の半値くらいだったそうです。。
おぉぉ。。
つまり何が言いたいのかって、
築年数が増えたことで、ぼろくなり価値が下がる。
どころか、
年を重ねたことで、魅力が増し、価値も上がっているという事実です。
僕らが目指している、僕らが作っているお家はまさに、そんなお家。
やはり、本物の素材や、機能性、デザイン性を兼ね備えた家は、
いつまで経っても色あせず、人々に愛されながら、
次の世代、また次の世代に受け継がれていくのだなと改めて感じました。
とはいえ、今の日本の住宅産業はスクラップ&ビルドの考え方が多いです。
(壊しては建て、建てては壊してのサイクルのことです)
どうしても、初期費用にしか目を向けず、安さだけを求める業者が多いように感じます。
費用というのは、家を売る建築業者、家の建て主さんからしても、とても大切なポイントです。
(暮らしあっての家づくりですからね、暮らしていけなくなったら元も子もないですから。)
ですが、これからそこに住まう方のことを思えば、
初めにかかる費用ばかりにこだわるのはナンセンスだと、僕は思います。
本当に大切なのは、
これから暮らしていくうえで掛かるメンテナンス費、断熱性能などの暮らしやすさ。
そしてその家は、暮らすたびに愛着が増していくお家なのか、自分達の暮らしを豊かにしてくれる空間なのか否か。(←長く暮らす上でこれ超重要)
それらのポイントは、使用する材料や素材によって大きく変わります。
だからこそ、今の日本の住宅は数年したらすぐに価値が下がります。
(初期費用だけに捕らわれた結果の大問題です)
築年数 = 価値が下がる
という考えや家づくりは、嫌いです。
築年数 = 価値が上がる
日本の住宅業界もこっちの思考ににシフトしていかねばなりません。
長い目で見て、
この素材を選んでよかった、建ててよかったと思えるお家を、
ぜひ作って頂けるといいんじゃないかと思います。
考え方は人それぞれですが、
僕は、
長く愛していけるお家づくりを目指して、これからも邁進していきたいと思います。
そして、コイケ技建で家づくりをしてくれたオーナーさん達が、数年後、数十年後。
ここで建てて良かったなと思えるような、
そんな家づくりを極めていくことをここに誓います。(やたら固いな、選手宣誓か)
日本の住宅業界もアメリカの家づくりを見習ってほしいなと感じた、
次男坊、カリフォルニアDay 1でした。
今回はここまで。
次回は、まだまだ伝えきれないアメリカのお家の魅力を綴っていきたいと思います。
少しでも、これから家づくりを始める方の参考になれば幸いです。
次男坊カリフォルニア放浪記Vol.3 で会いましょう。
では~。